失敗しない新築

HEMS(ヘムス)って必要?新築時の検討はアリ?どんな設備かも解説!

HEMS(ヘムス)というワードを聞いたことがありますか?
新築時にはハウスメーカーから提案受けた方も居るのではないでしょうか?

一体HEMSで何ができて何をしてくれる設備なのか?
電気工事士歴15年以上の「しょーん」が分かりやすく説明していきます。

まず結論となりますが、HEMSは

基本的には不要。こだわりのある人のみ導入検討を

この様に思っています。
次からHEMSとは何か、導入のポイントは何なのかを見ていきましょう。

HEMS(ヘムス)とは

HEMSはHome Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)の略称です。

はじめ君

サッパリ分からん!!

しょーん

エネルギーをマネジメントするって、なんとなーく分かる人も居るかもしれないけど難しいよね

しょーん

主にできる事は2つあるんだ
電気の見える化と、機器の制御だよ

はじめ君

サッパリ分からん!!

しょーん

ちゃんと説明するから聞いといて

電気(エネルギー)の見える化

よく「電気の見える化」と言われたりしますが、電気に限りません。
「エネルギーマネジメント」と言われているだけあり、ガスや水道なども可視化できます。

一体何が「見える化」されるのでしょうか。

エネルギーを「いつ・どこで・何に」使用したか分かる

例えば「○月○日にキッチンでIHクッキングヒーターに○kW使った」などが確認できるようになります。

はじめ君

見えるようになるのは分かったけど、それでどんな意味があるの?

しょーん

一番の目的は、見える化する事で使用している人のリテラシーが向上して
節電意識が芽生える…なんて言われてる

つまり、電気が見える化すると無駄遣いが分かって節電になる。
水が見える化すると節水になる…かもしれない、という事です。

しょーんは電気や水のこまめな節約は必要ないとは言いませんが、固定費見直しに比べて節約効果が薄いと思っています。

機器の最適制御

HEMSが登場した当初は、ホントに電気の「見える化」にしか使用用途がありませんでした。
現在は進化しており、本来の目的である「マネジメント」を実施する事ができるようになりました。

では、機器のマネジメント(最適制御)とはどういった事でしょうか。
簡単にご説明します。

  1. 電気を使用しすぎている状態になる
  2. HEMSが適切に判断し、各機器をコントロールする
  3. 例:冬季に換気扇を強運転していたら弱運転化し、換気流量が減った分エアコンと床暖房を弱運転にして電気使用量を抑える…等

この様にHEMSが接続されている様々な機器を自動制御してくれ、総合的なエネルギー管理をしてくれるのがHEMSの主たる機能です。

感のいい人であればお気づきかもしれませんが、機器側の対応が必要です。

はじめ君

機器がHEMSに対応してないと意味がないって事?

しょーん

ECHONET Liteって言う規格に対応してる必要があるんだ
ECHONET Lite対応機器一覧 ここで確認できるよ

以前はPanasonicのHEMSであれば、基本Panasonicのエアコンであったり設備が必要でしたが、現在は規格化されているので選択肢が増えました。

とは言え、HEMSをフルスペックで使おうとするとどうしてもコストが嵩んでしまいます。

HEMS導入に向く人・向かない人

HEMSで出来ることが分かった上で、向いてる人と向かない人を紹介したいと思います。

はじめ君

言っちゃ悪いけど、向く人なんて居るの?

しょーん

実は僕もHEMSとその機器を使用してるんだけど
その上で向く人向かない人を教えるよ

導入に向いている人

  • 最新機器を導入する事が好きな人
  • ZEH(ゼッチ)を導入する人
  • 屋外からの設備運転や停止、タイマー制御をしたい人

これらに当てはまる人はHEMS導入が向いている方になります。

HEMSは導入段階があるので、どこまで導入するかも事前検討が必要になります。

  1. HEMS親機と電力測定機器のみ取付(ZEH導入の人向け)
  2. よく使うエアコン・エコキュート程度を導入(屋外制御・タイマー制御)
  3. 換気設備やセンサー、照明まで導入(フルスペック派)

しょーんが実際にHEMSを使用してみて、導入は②の「よく使うエアコンとエコキュート」くらいまではせっかくなら導入すると便利だと思います。

エコキュートは帰宅前にスマホのボタン1つで給湯(湯張り)ができるし、エアコンは12月~3月は20:30にONして、翌朝7:00にOFFする設定にしています。

床暖などは基本的にはシーズン中付けっぱなしなので、HEMSの対応の必要はあまりありませんでした。

いずれにしても、導入コストが結構掛かるのでしっかりと相見積もりなどをして導入費用を下げる努力が必要だと感じます。

導入が向かない人

HEMS導入が向かない人は、向く人の反対の人となります。
基本的には導入コストをランニングコストで補うことが不可能なので、過剰設備だと思っています。

ZEHの補助金を受けるなど、導入コストを下げる事ができれば一考の余地があるとは思います。

まとめ

割とボロクソ気味にお伝えしたHEMSですが、HEMSで出来る事を把握した上で導入するのであれば満足度は思った以上に高くなると思います。

ここでHEMSで出来ることをおさらいしてみましょう。

  • 電気や水、ガスの使用量が分かる「見える化」
  • エアコンや床暖房など温度管理設備をタイマー管理できる
    (カレンダーで12月1日~3月31までの期間、21:00~7:00までONなどの操作も可能)
  • 外から給湯器のお湯張りが行える
  • コロナ禍の現在、宅内の総合換気システムを制御できる
  • 電動シャッターや玄関電気錠、照明などを屋外から制御できる
    (これらをタイマーや屋外から制御すると家に人が居る様に見せれるので旅行期間中などのに便利)

HEMS登場当時に比べて対応機器は飛躍的に増えており、自身の生活スタイルにマッチさせれば非常に便利に使うことが出来るのも間違い有りません。

そんな事もできるの?っていう事もありませんでしたか?
まだまだ電気自動車(EV)の連携や、太陽光(PV)の連携等機能は山盛りです。

普通の生活+αを求める方にはむしろオススメしたいとも言えます。
ぜひ1度ご自身でも「HEMSで何が出来るか」を調べてみても楽しいと思いますよ。

また機会があればこちらでも紹介します。

ではまた!